一台4役の冬の頼もしい味方! わが家の薪ストーブの魅力をご紹介

つかう

こんにちは!冬ごもり非正規国民の南田維葉です~

東日本大震災で被災したのち、長野の標高1000m超の山中に移り住んで早12年。
冬場はときに零下20度まで下がるわが家では薪ストーブが頼もしい味方です!

ホームセンターで購入した格安の時計型ストーブの煙突部を改造して作った薪ストーブは①暖房②給湯③調理④乾燥4役をこなすスグレモノ

そしてこのストーブは⑤軽量で⑥着火がとても簡単で、⓻煙突そうじもラクチンで、⑧本体の交換もカンタン、という特徴もあります。

ここでは今年3年目の使用となるこの薪ストーブのあふれる魅力をご紹介します~

ベースとなっているホンマ製作所の薪ストーブAF-60はホームセンターで6000円ぐらいで手に入りますので、防災用に煙突と合わせて買っておくと安心ですね。

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それではごゆっくり見ていってください~

わが家の薪ストーブの構造

わが家の薪ストーブはホンマ製作所「時計1型薪ストーブ AF-60」がベースになっておりまして、上の図のように、本体にとりつけたφ106mmの煙突が5つの一斗缶の中に入る形になっています。(スイマセン。図だと4つになっちゃてます(><))

このAF-60は昭和36年の発売からデザインが変わっていないロングセラー商品です~
60年以上も販売されているなんてすごいことですね!

 

一番下の一斗缶は煙突周りが断熱材で満たされていて、上の4つの一斗缶の中は空洞になっていますが、φ106mmの煙突にφ150mmの管がかぶさった形になっていまして、このφ150mmの管と煙突の間がドーナツ状に断熱材で満たされた構造になっています。

ちょっと特殊な形ですね~

この断熱された煙突の中を煙が昇っていって、一斗缶の上面までいくと、今度は一斗缶の中を下に下がっていって、下から2番目の一斗缶の横から出ていく流れになっています。

一斗缶から出た後はふつうの煙突の中を上に上がって、横に曲がって壁から出ます。

壁から出たらまた上に伸びた煙突の中を昇っていって、外に出るという形になります。

 

なんでまた、こんなややこしいことを!

といわれそうですが、この部分がミソなのです~

まず、薪ストーブ本体から出た後の煙突が断熱されていることで、煙が熱いまま抜けていくので、断熱されていない時より煙の出ていくスピードが速くなります

このおかげで着火するとどんどん煙が煙突を抜けていって、その分吸気口から新鮮な空気がどんどん入ってくることになります。

よく昔話でかまどを竹筒で ふ~、ふ~ と息を吹いて空気を送り込んでいる場面が出てくると思いますが、この

ふ~、ふ~

を自動でやってくれるわけですね!

このことにより、火付けが簡単になり、空気がどんどん取り込まれるので、燃焼効率がよくなります

そして、もう一つの特徴が、その暖房力の高さで、煙が断熱煙突を昇ったのち、一斗缶の天井にぶつかって今度は下へ降りていく際に、一斗缶が温まり、薪ストーブ本体に加えて、一斗缶の部分でも放熱してくれるのです!

ここまでをまとめますと、

わが家のストーブは

煙突が断熱されていることで、自動で ふ~、ふ~ してくれる。
故に、火付きがよく、燃焼効率がいい。
さらに一斗缶がかぶさっていることで、放熱量が大きい

ということになります。

ちなみにこのような構造の薪ストーブを「ロケットストーブ」とか、「ロケットヒーター」「ロケットマスヒーター」と呼びます。
もともとは発展途上国向けの適正技術としてアメリカで開発されたものですが、2005年ぐらいに日本に紹介され、東日本大震災当時に注目を浴び、「エコストーブ」の名で広く知られるようになりました。

近年ではアウトドア用途を中心にいろいろなものが出回っています。

それでは、そんな我が家の薪ストーブの個々の魅力について見ていくとしましょう~

魅力① すごい暖房能力

前述のように、薪ストーブ本体のほか、一斗缶の部分でも放熱してくれるので、すごくあたたかいです♪
私の背より高いので、背を向けてそばにたつと全身ぽかぽかですね~

このストーブは12畳の部屋の真ん中に設置しているのですけれど、全体が暖かくなります!

隣の部屋がわが家の猫でありますケーナさんの8畳の部屋になっています(もう一匹と仲がいまいちなので(泣)、別室隔離になっています)が、冬場は部屋の境の天井部分に作った小さい部屋にのぼって、くつろいでいます。

もともとは20畳の同じ部屋に仕切り戸を取り付けただけなので、隙間を通して隣の部屋も少し暖かくなります~

魅力② すげえ給湯能力

薪ストーブを焚くときは、ヤカンを本体の上に2つ、一斗缶の上に1つのっけているのですが、じゃんじゃんお湯が沸きます♪

沸いたお湯はまずはマホービンへ。
いっぱいになったら、今度はスポーツジャグにいれていきます。

ちなみにマホービンは解体現場でいただいてきたもので、スポーツジャグはピーコック「ステンレスキーパー 広口タイプ 9.5L 」キャプテンスタッグの「クールヒッツ ウォータージャグ 6L」を使っています。

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わが家のお風呂はこのスポーツジャグ(9.5Lと6Lの2つ)にお湯をためて、タライで湯浴びするというシステムになっているのですが、このお湯を十分まかなえるので、ありがたいです~

また、我が家では沸かしたお湯を使って、雑巾の漂白などもしています。
漂白には「シャボン玉酸素系漂白剤」を使っているので、人体にも環境にも優しいですよ。
洗った雑巾は薪ストーブのそばに干せば、すぐにカラッと乾燥します。

魅力③ なかなかな調理能力

本体に使っているホンマ製作所の薪ストーブAF-60は天面がドーナツ状のわっかが組み合わさった形になっていますので、鍋や羽釜をはめこんで使うことができます。

わが家ではハリオのガラスの蓋のごはん釜でごはんを炊いていますが、わっかを2つとって、鍋底がストーブ内に少し入った状態でたくとちょうどいい感じです。

もちろんふつうに天板の上に鍋やフライパンをおいて使っても十分な火力がありますので、冬場はほぼ薪ストーブだけで調理しています。

天面はけっこう広いので、麺をゆでながら汁を作ったりもできちゃいます♪

魅力④ ありがたい乾燥能力

そして4つめの魅力は、乾燥ができること。

わが家は洗濯物はふだんは南側に作った温室で干しているのですけれど、冬場はやはり乾きにくいですね。

けれど、薪ストーブのある部屋で干せば、数時間でカラッと乾きます!

これはほんとにありがたいことです~

 

ということで、ここまでで1台4役のわが家の薪ストーブの魅力をお伝えしてきました。

ここから後半は実際に2シーズン使ってみて、

これは便利だな

と思った魅力をさらに4つお伝えしていきたいと思います~

魅力⑤ 軽くて持ち運びもできる

薪ストーブというと鋳物とか鋼板でできたものを想像する方が多いと思うのですが、鋳物や鋼板のものはとても重いです。

例えば同じホンマ製作所の薪ストーブですと、鋳物製は小さめのMS-403TXでも重量が65kgです。鋼板製だと一番軽いHM-360でも90kgあります。

HONMA ホンマ製作所 鋳物薪ストーブ 【北海道・沖縄・離島配送不可】 MS-403TX 【代引不可】

これに対してわが家で使っている鉄板製のAF-605.9kgですから10分の1とか15分の1といったレベルです。

お手製の一斗缶5段のタワー?は高さがあるので、運ぶのはちょっと骨が折れますが、ちょこっと移動したり、向きを変えたりは簡単にできます。

何年か前に友達の家に鋼板製の薪ストーブが納品されたときに、設置のお手伝いにいったのですけれど、300kg 近い重さでたいへんでした(><)
このときは床も事前に補強されてましたね。

そこまで重くなってしまうと場所替えとかは容易ではありませぬ。

私のように思い立ったら間取りを変えてしまうような人種にはそういう重いものは無理ですし、そもそも床が抜けてしまいます~

そんなわけで、軽くて持ち運べることはとても大きな魅力ですね!

魅力⑥ 着火がとても簡単

魅力の6つめが着火が簡単なこと、です。

火の扱いがイマイチな南田でも簡単に点火できます。

これは前述したように、煙突が断熱されていることで、空気がどんどん煙突に引っ張られていくからですね。

ふ~ふ~

しなくても新鮮な空気が入ってくるので、火を入れるとごうごうと音を立てながら燃えていきます

冬の寒い朝でもすぐに点火できて、薄い鉄板は温まるのも速いので、実際の使用の際はとてもありがたいのです♪

魅力⓻ 煙突そうじもラクチン

基本点火しやすいストーブなのですが、煤がつまってくると火が付きにくくなるので、すぐわかります。煤は一斗缶から出た後の煙突のところにたまるので、煙突のL字部分の下にバケツなどをおいて、底の蓋を開けて煙突をガンガンたたくと煤がごそっと落ちてきます。

下から手を入れて周辺をきれいにすれば、元通り復活します。

一斗缶の中の断熱煙突は煤が付くことはほぼなく、一斗缶の中はシーズンを終えた春に上の蓋をとって、棒で下に落とし、出口の煙突を取り外して中を掃除するだけなので、時間はかかりません。

自分で簡単にメンテできるのは大きな魅力ですね。

魅力⑧ 本体の交換もカンタン

いろいろと魅力の多いわが家のストーブですが、本体のストーブ自体が安価なもの(ホームセンターで6000円ぐらいなので、使われている鉄板はかなり薄いです(´·×·`)。

それ故に軽いし、温まりやすいんですが、耐久性は高くないですね。

調べてみると、冬場毎日焚くと2シーズンぐらいが限度というのが通説のようです。
錆びて穴が開く、ということのようで、頻繁にとりかえながら使っていくことを前提にしているようです。

わが家の場合、これまで述べてきたように本体外の断熱煙突+一斗缶カバーの構造で、熱が本体の外へどんどん出ていくので、おそらく本体の温度は普通より低めだとは思うのですが、まあそんなに長くはもたないと思っていまして、予備は準備してあります。

ホンマ製作所のホームページを見ますと、鋳物製や鋼板製のストーブの寿命は「10年以上」となっていますが、これは燃やし方やメンテナンスをきっちりやった場合の話。

温度を上げすぎれば痛みますし、特に鋳物製は温度差に弱いので、急に温度を上げると割れることもあります、基本湿気に弱いので、シーズンオフも気を付ける必要がありますね。

 

ホンマ製作所の薪ストーブですと、一番安いものでも鋳物製は鉄板製の10倍、鋼板製だと20倍のお値段ですから、ズボラ&貧乏 の南田としては鉄板製ストーブをとっかえひっかえ使うのが向いているようです~

本体と一斗缶のタワー?の部分は差し込んであるだけなので、すぐに分離できます。
とりはずして新しいものを差し込むだけで交換完了です。

3年目となる今シーズンが無事終えたら、取り外して劣化具合を検証したいと思っています。

 

まとめ

さて、冬の頼もしい味方であるわが家の薪ストーブの魅力をまとめますと、下記の8つでした。

魅力① すごい暖房力
魅力② すげえ給湯能力
魅力③ なかなかな調理能力
魅力④ ありがたい乾燥能力
魅力⑤ 軽くて持ち運びもできる
魅力⑥ 着火がとても簡単
魅力⓻ 煙突そうじもラクチン
魅力⑧ 本体の交換もカンタン

もちろん一斗缶タワー?をつけないで本体だけでも使えますので、防災用に1台買っておくと安心ですね。特に寒い冬場は暖が取れて、調理もできる薪ストーブがあることは、とても心強いことです。

この機会に一度ご検討してみてくださいね!

ではでは長文に最後までおつきあいいただきましてありがとうございます。
今日もぼちぼちがんばってまいるといたしましょう~

 

南田維葉

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