山ぐらしのわが家のお風呂はスポーツジャグに入れたお湯をタライの中で浴びる「湯浴びシステム」。水も燃料も節約できて、災害時にも便利です~
どもども、こんにちは。
冬ごもり非正規国民の南田維葉です~
2011年の東日本大震災で被災した後、長野の標高1000m超の山に移住して早12年。この2年は春から秋まで働いたお金で食料などを買い込んで、冬山にこもる、「冬ごもり」生活をしています。
もともと家の購入時にあったガス風呂釜のついた風呂は使わず、別途作成した薪風呂釜を使った風呂を作ったもののうまくいかず、最終的にたどりついた超省エネ、節水、コンパクトなシステムが、スポーツジャグとタライを使った「湯浴びシステム」。
薪ストーブとのコラボでさらに省エネ、低コスト化。今後は雨水と太陽熱温水器を用いて更なる低コスト化を目指します。持ち運びもカンタンなのでアウトドア、災害時の使用も可能です。
本記事ではそんなわが家の「湯浴びシステム」の魅力についてご紹介したいと思います~
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それではごゆっくり見ていってください~
わが家の「湯浴びシステム」とは?
スポーツジャグとタライと台があれば、そこは湯浴び処
わが家の湯浴び処は薪ストーブのある部屋のすぐ横の1畳程度のスペース。
ここにタライとスポーツジャグとそれをのせる台があるだけです。
なんとシンプル!
当初はポンプシャワーとかも検討したのですけれど、南田はこれだけで問題なかったです。
そもそも貧乏性なので、シャワーでジャバジャバやるのが苦手ですね( *_* )。
もとは窓の外なので、囲いを付けて、断熱材を入れています。
使っているスポーツジャグは2つ。
ちなみにのせている棚は壁に固定していて、高さは530㎜となっています。
具体的な品名は、キャプテンスタッグのクールヒッツ 6L と、ピーコックのSPORTIF 9.5Lになります。
どちらも保温、保冷対応で、その性能は下記の通り。
保冷効力:12度以下(8時間)
冷効力:8度以下(6時間)
これにお湯と水を混ぜて、ちょうどいい温度にして使います。
わが家ではやかん2つで沸かして、水で割って使っています。
タライはカインズホームで買ったもので、80Lタイプ( 590mm × 785mm × 300mm)のものです。南田は身長が167cmのやせ型ですが、これで十分な大きさです。
新輝合成のトンボシリーズだと、80L( 585mm × 770mm × 295mm) が同程度ですね。
大柄な方は、もう一段大きい120Lタイプ (662mm × 870mm × 346mm)がよいでしょう。
新輝合成のトンボシリーズだと、120L( 660mm × 860mm × 340mm) が同程度ですね。
低コストで場所もとらず、もちはこびOK
以上のように、タライとスポーツジャグと台だけですので格安です。
南田が使っているものだと、タライとスポーツジャグで合わせても10000円程度ですね。
場所も1畳程度あればOKです。
タライもスポーツジャグも台も軽いので、もちはこびも問題ありません。
水も15Lしか使いませんし、カセットガスで沸かしてもだいたい1回あたりボンベ1本ぐらいなので、今の価格だと100円ぐらいでしょうか。
排水は、もともと腐りかけのウッドデッキがあったところに作っているので、床に穴をあけて、タライのドレン穴から直接排水できるようにしてあります。
もちろんタライにたまった水を捨てに行くのであれば、特に排水口もいらないですね。
持ち運びもできるので、アウトドアでの利用や、災害時に外に持ち出しての利用も可能です~
お湯(8L程度)は何で沸かしてもOK、追加設備不要
わが家では6Lと9.5Lの計15.5Lのお湯を使うことになるので、8Lぐらいの沸かしたお湯があれば、水で割ってちょうどいい温度にできます。
お湯自体は何で沸かしてもいいので、新たに湯沸かし設備を用意する必要はありません。我が家では冬は薪ストーブで、スリーシーズンはカセットガスで沸かしています。
使うお湯の量は南田の場合は、15Lあれば全く十分ですね。
夏なら10Lでも大丈夫な感じです。
薪ストーブ隣にスペースを設置 冬でも暖か!
一番最初にスポーツジャグでやる方法を考えた時は、すでにあるステンレスの風呂桶でやり始めたため、冬場にめちゃめちゃ冷たいし、寒くて往生しました( *_* )。
その後、今の場所に移したのですが、まだ薪ストーブができる前は灯油ストーブで温めてから使っていました。また、断熱材を入れる前は厳冬期は寒くて仕方がないので、頭と手は台所のシンクで洗って、膝より下は服を着た状態で洗っておいてから湯浴びする、という涙ぐましい努力が。。。
今は、厳冬期でも薪ストーブを焚いて湯沸かししながら扉を全開にしておけば、湯浴びスペースもあったかくなりますし、湯浴び後も薪ストーブであったまれるので、たいへんありがたいですね。
浴槽とそこに渡す板+スポーツジャグ で災害時も湯浴びできる
多くの方は、お風呂を沸かすのに、ガスや灯油、電気などを使ってらっしゃるかと思いますが、災害時はこれらが使えない場合もありますね。
そんな時、風呂桶に渡す板とスポーツジャグがあれば、板にスポーツジャグをのっけるだけで、湯浴び処が完成です。
カセットガスなどでお湯を沸かせば、湯浴びができてすっきりさわやかです!
風呂釜が故障して一時的に使えなくなっちゃった、なんてときも急場をしのぐことができます。
スポーツジャグは本来の用途として、スポーツやアウトドアでの使用もできますし、それほど高価なものでもないので、災害対策としても購入しておいて、一度湯浴びをしてみると、いざ災害が起こった時にも安心ですね。
タライも1つあると野菜や汚れ物を洗うのにも重宝しますし、水を張ってスイカを冷やすとか、いろいろ使い道はあります。
この機会にスポーツジャグとタライを常備されることをおススメします~
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はスポーツジャグとタライを用いた、わが家の「湯浴びシステム」についてご紹介いたしました。その魅力は下記の通り。
・低コストで場所もとらず、もちはこびOK
・お湯(8L程度)は何で沸かしてもOK、追加設備不要
・薪ストーブ横にスペースを設置 冬でも暖か!
・浴槽とそこに渡す板+スポーツジャグ で災害時も湯浴びできる
なにしろ低コストでどこでも使える、というのが南田のような貧乏性な人間にはありがたいです。
浴槽につかれないのは残念ではありますけれど、山をおりるとそこかしこに温泉がるので、買い出しなどで出かけた時に温泉に入ればOKですね。
一人暮らしでたっぷりのお湯のお風呂に入るのはとても贅沢な話。
贅沢はこれから雨水をタンクにためて使えるようにして、太陽熱温水器であたためられるようになってから味わうようにしたいです~
これからの時代は燃料も高騰するでしょうし、災害も多くなるでしょう。
スポーツジャグとタライをあわせて1万円ぐらいですし、他の用途でも使えるものです。
ぜひこの機会に ご自宅に常備されることをおススメ いたします。
ではでは今日もまた、ぼちぼちがんばってまいるといたしましょう~
南田維葉