寝袋は雪山の命綱。災害時の避難所でも使えます。
こんにちは!南田維葉です~
東日本大震災で被災したのち、長野の標高1000m超の山中に移り住みました。
この記事を執筆しております2023年で山ぐらしも早12年となりました。
この2年は春から秋まで働いて、稼いだお金で食料などを買い込んで、冬の間雪山にこもるという「冬ごもり」スタイルで暮らしています。
雪山はときに零下20℃まで気温が下がりますが、安いストーブをDIYで改造して、解体現場で頂戴した廃建材を焚いて暖かく過ごしています~
雪山はさぶいです ( ノД`) 。
前は湯たんぽを使っていたのですけれど、けっこう面倒だし、電気あんかにしてみたら、よく消し忘れて、
ということがっけっこうありました。
現在は数年前にモンベルショップで買った「アルパインバロウバッグ#0」+秘密の冷めない湯たんぽで、快適な寝床となっています~
今回はそんな南田の冬もあったかな寝床をご紹介したいと思います。
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それではごゆっくり見ていってくださいね
わが家の寝床
ロフトにあります
わが家の寝床はロフトにあります。
高さはロフトの床面が約 1200mm 、ベッドの上面で約 1600mm になります。
天井の高さが 2500mm ですので、ベッドの上面から 900mm ぐらいの空間がありますので、ベッドに座ってもギリギリ頭を打たないぐらいです~
隣で焚いている薪ストーブの暖気がロフトに入るようにしていますので、暖かいです♪
寝袋を使っています
ロフトのベッドに毛布を敷いて、その上に寝袋を敷いて寝床にしています。
と言われそうですが、
狭いところ好きの南田としては、このコンパクト感がたまらなくよいのです~
布団で寝ていた時も簀巻き状にくるまって寝てたりしましたから、まあ体に合っているのでしょうね。
まあそのほかにもメリットはあるんですよ。
・持ち運べる
・災害時にも安心
若い頃は出かけるときはいつもリュックに寝袋を入れていて、ふいと出かけては友達の家に泊まりこんだりしてました。
宿直のお仕事をしてた時も、仮眠をとるときに重宝しましたしね。
南田の寝袋 「アルパインバロウバッグ#0」とは?
使っている寝袋は、モンベルのアルパインバロウバッグ#0で、このシリーズでは一番低い温度まで対応しているモデルです。
化繊なので、ダウンのシリーズよりだいぶ安いですね。
ちょっと値の張るものですが、ちょっとお金に余裕ができた時に奮発して買いました。
何しろ雪山では死活問題になりかねないことなので。
わが家の寝袋に記載の値を見ますと、以下のようになっています。
モンベルのHPを見ると、今の製品は若干性能が違うようですね。
Limit -16℃
Extreme -37℃
この表記は「ヨーロピアン・ノーム」という基準での値です。
ヨーロピアン・ノームについては後程ご説明しますね。
この値は、簡単に言えば、
寒がりな人でも -9℃ ぐらいまでは快適に寝られますよ。
寒さに強い人なら丸まって寝れば -16℃ までなら寝られますよ。
基本的にー16℃以下での使用は勧めないが、-37℃ でも6時間は生存可能。
という感じのようですね。
一般的に女性の方が寒さに敏感なようで、5℃ぐらい男性と差があるようです。
わが家の場合、薪ストーブをある程度焚いていれば、翌朝でも -9℃ までは落ちないですし、外気も -15℃ 以下になる日は少ないので、これ1つあればとりあえず大丈夫だろうと考えています。
災害等で非難するときもこれをもっていけば、寒い体育館などでもなんとかしのげそうです。
EUROPEAN NORM(ヨーロピアン・ノーム)
先ほど出てきました、「ヨーロピアン・ノーム」。これは、寝袋の性能を評価するための統一基準で、日本の有名メーカーであるモンベル、ナンガやイスカなどは、この ヨーロピアン・ノーム を使用しています。 ヨーロピアン・ノームには、3つの指標があります。
ナンガのHPによると下記のようになっています。
【COMFORT】
一般的な成人女性が寒さを感じることなく寝ることができる温度域とされています(快適使用温度)。
(一般的に女性は男性よりも寒さを感じやすいので約5℃程度高く使用温度を算出しています)
【LIMIT】
一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域とされます(下限温度)。これよりも低い温度は、リスクのある温度域となります。
【EXTERME】
一般的な女性がスリーピングバックの中でひざを抱えるくらい丸くなった状態で6時間までなら耐えられる温度域とされます。体は震えを起こすことで熱をつくりだそうとし、基礎代謝量が増えます。なお、この温度域で使用すると低体温症になる恐れがあり、非常に危険です。
モンベルのHPをみてみると、下の図のような感じです。
モンベルより引用
そしてわが家の冷めない湯たんぽとは?
そしてわが家の冷めない湯たんぽってなんぞ?といいますと
コチラ!
いやいや、極上の自然エネルギー暖房ですよ!
彼は薪ストーブの周りでごろごろして温たまったあと、ロフトに上がって寝袋にのっかって寝ています。
ゆえに! 南田が寝るときには寝袋が温まっているのですよ~
そして、抱いて寝ても猫の体温は 38℃!この人肌より高い温度がずっと続くのです。
これほどいい暖房器具はありませんね。
災害時用にも1つあると安心
災害時にも活躍
冬に災害が起こって、停電になったり、燃料が手に入らなくなると暖房器具が使えなくなる可能性があります。その時に寝袋があれば急場をしのぐことができます。
仮に避難所に避難することになっても、寝袋ならば小さくたたんで持っていけます。
体育館などの寒いところで寝ることになるかもしれません。
寝袋が生死を分ける、これは決して大げさなことではないと思います。
今の時代は災害が多発する時代です。
できる備えは早めにしておきたいですね!
以前使っていた格安寝袋にかわるものは?
以前はDABADAの寝袋を使っていました。
この寝袋は2014年にアマゾンで7360円で購入して、使い勝手がよくて安かったので、2016年に宿直の仕事を始めた時に仕事場用に1つ買い足しました。その時は6000円でしたね。
残念ながら今はもう取り扱いがないようです。
この値段で-25℃!と驚愕して、レビューを見てもそんなに悪くなかったので、買ってみたのですが、けっこうよいものでした。
かさばるのですけど暖かさは申し分なかったですね。
災害時の使用をメインに考えるなら、こういった格安のものでも十分頼りになるのではないかと思います。もちろん信頼できるメーカーの実績あるものが一番ですが、何しろ高価ですからね。
ということで、DABADAにかわる格安の寝袋はないかな?という視点で調べてみました。
Fkstyle 寝袋 冬用寝袋 シュラフ 封筒型
説明によれば下記の通り。
限界温度 -25℃
フェザー 1.5kg
Amazonでのレビューが 280 もあり、その平均評点が 4.0 と高いです。
レビューでも
暖かい!
という声が多いので、コスパが非常にいい商品と言えそうです。
LMR高級ダウン寝袋 シュラフ冬用 軽量 封筒型
2.0kgのモデルの性能はコチラ。
限界温度 -25℃
Amazonでのレビューは 35 件の平均評点が 4.2 と高評価。
とにかく、
という声が多いので、性能は良さそうです。
LMR高級ダウン寝袋 シュラフ冬用 軽量 封筒型
少しお値段が上がりますが、これがすごいなと思ったところは、前面に手を出せるようになっていること。寝袋から出なくても手だけ出すことができるスグレモノ!
なんか着ぐるみがキーボード打ってるみたいな感じになりそうですね(^O^)
限界温度 -25℃
Amazonでのレビューは 25 件の平均評点が 4.6 と高評価!。
重くてかさばるのはデメリットとしてもそれを埋めるあたたかさが高評価につながっているようです。
[ブルーニー] 寝袋 冬用 人工 ダウン シュラフ 210T 封筒型 最低温度 -30℃ 大きいサイズ ワイド 90
限界温度 -30℃
Amazonでのレビューは 22 件の平均評点が 4.4 と高評価!。
こちらはお値段的にわが家のモンベルの寝袋と同じぐらいですので格安ではありませんが、
このお値段で-30℃って。
レビューを見ると想像以上にでかいらしく、持ち運びは大変そうですけれど、今使っている寝袋をこの中に入れたら最強なのでは?とか思っちゃいます。
以上、南田が以前使っていた、DABADAのような、コスパのいいあったかい寝袋ではないかと思われるものを挙げてみました。
防災という点でいえば、一番安い5000円程度のものでもないより全然いいと思います。
昨今では世界各地で地震や噴火、自然災害が発生しています。
万が一に備えて安いものでも1つ用意しておくことをおススメします~
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
冬は雪山にこもる南田の寝袋(モンベル アルパインバロウバッグ#0)と、冷めない湯たんぽ(わが家の黒猫)についてご紹介いたしました。
雪山にこもる方はほとんどいらっしゃらないでしょうが、ひとたび災害ともなれば、寒い避難所で一夜を明かすことになったり、自宅でも電気やガスの供給がとまる可能性もあります。
文中でご紹介したような格安の寝袋でもあるとないとではえらい違いです。
安いものでもいいので、一人1つご用意されておくことを強くお勧めします~
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ではでは今日もぼちぼちがんばってまいるといたしましょう~