エアコンをリストラ! 標高1000mのわが家はエアコンはおろか扇風機も不要です

へらす

ども、こんにちは!冬ごもり非正規国民の南田維葉です

2011年の東日本大震災で被災した後、長野の標高1000m超の山中に移り住みまして早12年になります。この2年間は春から秋まではたらいたお金で食材などを買い込んで、冬は雪山にこもる「冬ごもり」生活をしております。

最近は全国各地で猛暑を越えた40℃以上の気温!などという言葉も聞かれるほど暑い日が見られるようになってきました。

「温暖化絶滅危惧種」といわれるほど、暑いのが苦手な南田には厳しい世界ですね(´;︵;`)。

しかし!標高1000m超のわが家はエアコンはおろか扇風機もいらないくらしになっております。ありがたいことですね。

今回はわが家のみならず涼しい長野県について少しお伝えしてみようと思います。

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それではごゆっくり見ていってください~

わが家と長野県のエアコン事情

わが家は標高1000m超の森の中

わが家は標高が1000mちょっとで、おもにカラマツが生えた森の中にあります。
カラマツは落葉樹なので、冬は葉が落ちて見通しがよくなるのですが、夏は葉が茂り、家は森の中に隠れる感じになります。

なので、標高が高くて気温が低いことと、森の葉で日光がさえぎられることも涼しさの原因と思われます。

また、西~北側に山をしょっていて、東側がすぐ峠になっているので、山を吹き下ろす風や、峠を抜ける風が吹くのもよいところですね。

なんとも天国!

仕事で出かける際は山をおりていくのですが、春や秋は雲海が出ることが多く、毎朝雲海の上から海へもぐっていく感じです。

日々通勤しながら雲海が見られるというのもなんとも贅沢ですね。

長野県はエアコン普及率が低いのです

都道府県別統計とランキングで見る県民性より

上の図は都道府県別統計とランキングで見る県民性からお借りしました。説明によりますと

全国消費実態調査からエアコン普及率ランキング。全国消費実態調査は、世帯を対象として、家計の収入・支出及び貯蓄・負債、耐久消費財、住宅・宅地などの家計資産を5年ごとに調査しているもので、全国1,003市町村から世帯を抽出して調べている。その中から2009年の「2人以上の世帯」のランキングを計算した。単身世帯は入っていない。

となっていますので、データが少し古いのと、単身世帯が入っていないのは注意すべきところですけれど、だいたいの傾向はつかめると思います。

図中の色が赤~黄色がエアコンの普及率が高い県で、緑~青が普及率が低い県、ということになります。長野県だけなんか浮いてますね。

くわしくみてみると、

43位の宮城県まではエアコン普及率が70%以上なのが、長野県で一気に60%を割り込んで、その次の青森、岩手が40%台。最終の北海道はさらに下がって驚異の15.8%! この4つが他と違うことがわかります。

しかし、北国の北海道、青森、岩手はともかくとして、本州の真ん中にある長野県がなぜエアコン普及率が低いのでしょうか?

次の項でその秘密!?に迫ります!

内陸県だけど猛暑日が少なめなのです

都道府県別統計とランキングで見る県民性より

上の図は都道府県別統計とランキングで見る県民性からお借りしました。説明によりますと、

気象庁の平年値データから年間猛暑日数の都道府県別ランキング。ここでは県庁所在地の気象データを都道府県の値としている。なお、以下の県では県庁所在地に気象台がないため、別地点のデータを使っている。

埼玉県:熊谷市 東京都:千代田区 滋賀県:彦根市気象庁では過去30年間のデータから平年値を出しており、ここでは1991年から2020年のデータによる平年値を比較している。

となっていますので、2020年までの30年間の平均の年間猛暑日日数ということですね。ちなみに「猛暑日」最高気温が35℃以上の日、です。

図からもわかるように、トップの京都や、岐阜、群馬、埼玉、山梨、奈良といった内陸県が軒並み暑いのに対し、内陸ど真ん中の長野は猛暑日が少ないのです。

だから、エアコンの必要性が低いんですね。
確かに地元の方の話を聞いても、

「昔は夏でも30℃以上になることなんかほとんどなかった」

ということはよく聞くので、内陸だけれど「暑くならない」んですね。

でもなんで、他の内陸県っ違って長野は涼しいのでしょうか?
まあ皆さんおわかりでしょうが、次の項でくわしくみてみましょう~

長野県は標高が高いんです

上の地図は国土地理院のページの「自分で作る色別表構図」でつくったものです。
★この地図も自分でいじると楽しいですよ!

黄色が標高 1000m-1200m、オレンジ色が標高 1200m-1500m、赤色が標高 1500m以上、となっています。

標高1000m以上の多くが長野県付近に集中しているのがわかりますね。
そう、

長野県は標高が高いんです

だから涼しいんですね~

標高と気温の関係は?

標高が高くなると気温は下がる。

ということは誰しも体感されていることかと思いますが、あらためて

何で?

といわれると、???という方が多いのではないでしょうか?
南田もそういわれると???

その答えは気圧、なのだそうな。

標高が上がると、自分より上にある空気が減るわけなので、気圧が下がります。
気圧が下がるということは空気の密度が減ることになるので温度が下がる、ということのようです。

まあむつかしいことはおいておいて、⇦逃げた

山の上に行くほど寒いんですよ!

という理解でよいのではないかと。

実際長野県のいくつかの都市の8月の最高気温と標高の関係をグラフにしてみると下記のようなグラフになります。

 

みごとに直線状にのってきますな。
何の気なしに作ってみたら、どんぴしゃだった。

データはTime-Jnetさんが気象庁のデータ(月ごとの平年値)をもとに提供されている、月別最高気温の8月の部分を用いています。

この図から読み取ると、標高差100mで年間で最も暑い8月の最高気温が0.8℃違うということになります。

長野の大都市は盆地にあり、だいたい標高が500mぐらい。わが家は軽井沢と同じぐらいで標高1000mなので、4~5℃低いわけですね。
最近は長野でも都市部はアツイ!と言われるようになりましたが、やはり標高が高いところは涼しいのです~

ということで、わが家がエアコンがいらないのが、標高が高いおかげだというのがわかりますね。

ありがたいことです~

地球は温暖化しています!

皆様もご存じのように地球全体が温暖化しています。

長野市の月別最高気温の年間平均値の変化をグラフにすると下記のようになります。

データは気象庁のHPより取得しています。

なんかグラフを作ってて怖くなりましたが、1980年代から明らかに急上昇してまして、40年で2℃ぐらい上がっています (´;︵;`) 。

このペースで上がっていくと、夏場は山をおりられなくなってくる気がします。
やはり年中山ごもりを目指さないといかんようですね~

まとめ

わが家がエアコンがなくてすむことについて、長野県全体のこともまじえて解説してみました。

・わが家のみならず、長野県はエアコン普及率が低い
・長野県は年間猛暑日数が比較的少ない
・長野県は標高が高い
・標高が高いと気温が下がる
・わが家は長野県の主要都市よりさらに標高が500mほど高い
・地球は温暖化しており、どんどん暑くなる

やはり標高が高いことが涼しさの主因といえるかと思います。

地球は温暖化していて、これから暑い日は増えていきそうです。
南田のように暑がりな方は真剣に住む場所を考えた方がいいやもです。

夏は山、スリーシーズンは里で、というような2拠点生活もいいかもしれませんね。

 

ではでは今日もぼちぼちがんばってまいるといたしましょう~

 

南田維葉

 

 

 

 

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