凍結防止ヒーターで電気代が高騰! 節電に効く「セーブ90+3」を徹底調査♪

へらす

なんで電気代が高いのか? どうしたら節電できるのか? なんで「セーブ90+3」が効くのか?徹底調査しました。節電して物価高騰にたちむかいましょう~

ども、冬ごもり非正規国民の南田維葉です~

東日本大震災で被災したのち、長野の標高1000m超の山中に移り住みました。
この記事を執筆しております2023年で山ぐらしも早12年となりました。

この2年は春から秋まで働いて、稼いだお金で食料などを買い込んで、冬の間雪山にこもるという「冬ごもり」スタイルで暮らしています。
雪山はときに零下20℃まで気温が下がりますが、安いストーブをDIYで改造して、解体現場で頂戴した廃建材を焚いて暖かく過ごしています~

長野県は 寒い です。
そして冬の電気代がえらいことです ( ノД`)。

この電気代を高騰させる主原因が、「凍結防止ヒーター」

文字通り水道の凍結を防ぐためのヒーターでして、水道栓からの立ち上がりから各所の蛇口まですべて巻き付けてあるので、すごい長さでして、ゆえにすごい電気代なのです ( ノД`)。

・そうはいったってたかすぎるでしょ!どうにかならないの!?
「セーブ90」とかいう節電アイテムがホームセンターで売ってたけど使えるの?
・そもそもコンセントとヒーターの間につけるだけで節電ってどゆこと?
・なんか「ニューセーブ90」「セーブ90+3」の2種類あるけど、なにこれ?

とお思いの方いらっしゃることでしょう。

いやほんとに謎ですよね。
わが家も一つつけているのですが、なぜにこれで節電されるのやら不明?

そこで今回は、凍結防止ヒーターの節電に使えるという「セーブ90」について徹底調査しましたので、皆さんの節電の参考にしていただければと思います。

結論から言いますと、

かなり使えるアイテムだ

と思います。

特に、

・凍結防止ヒーターのセンサー部が断熱材から出ている
たまにすごく冷え込んで零下まで気温が落ちるけど、だいたい外気温が0~10℃ぐらいのことが多い地域の方
・給湯機つけてないのに水道水があったかいときがある

は効果が期待できると思いますよ!

 

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それではごゆっくり見ていってくださいね

 

なぜに凍結防止ヒーターの電気代が高いの?

まずはなんで冬場に凍結防止ヒーターの電気代が高いのかといいますと、単純に言うと
下記の3つですね。

凍結防止ヒーターを使っている長さが長い
センサーの性能がよくない
センサーが正しく設置されていない

電気代は下記のような式になります。

仮に4mのヒーターを10本、5か月常時ONにしていると、一月1万円、ワンシーズンで5万円以上の電気代がかかることになります。
水道管というと、キッチン、風呂、トイレ、洗濯機、洗面所、給湯機、などけっこう使っているのですよね。特に給湯機は、給湯機まで水を持ってくる配管と、お湯を各所に運ぶ配管が必要で、けっこう長くなるのです。

セーブ90を作っているテムコのページでも40Wのヒーター10本を使うという試算で45000円ぐらいの電気代としています。かなりの高額ですね。

テムコさんのHPより

凍結防止ヒーターを作っているカクダイさんのHPによれば、
40Wというと3~4mぐらいでしょうか。

カクダイさんの凍結防止ヒーターの消費電力はだいたい1mあたり12Wぐらいです。

*前述の試算はこの値を用いました。

でも、ここまで読んで、

いやいや5か月常時つけっぱなしってことないでしょ!
センサーでONーOFFしてるよね!

と思った方、いやごもっともです。
南田もそう思いましたよ。

次項でなんで常時ONになるのかご説明します。

なぜ常時ON? ➡ センサーが断熱されていないケースが多い

凍結防止ヒーターはヒーターコードの途中にサーモスタットという温度に応じてON-OFFをするためのセンサーがついています、

コメリHPより

本来は水道管に密着させて、断熱材で外気と遮断することで、水道管の温度を感知してスイッチをON-OFFする形になります。

たとえばカクダイさんの凍結防止ヒーターなら 3℃ まで下がったらスイッチが入り、10℃ まであたたまったら切れる仕様になっています。

なのですが、このセンサー部に断熱材を被せていないケースが多いそうです。
これは、施工業者さんが凍結のリスクを減らすためにそうすることが多いのだとか。
南田も電気工事のお手伝いをしていた時に親方から聞いたことがありますね。

センサーを暖かい断熱材の中に入れると当然スイッチは切れるのですが、センサーのところは暖かくても配管の別のところでは冷たい可能性もなきにしもあらず。
それで凍結とかしたら後が大変!ということなのですね。

 

センサーを断熱しないとどうなるの?

センサーを断熱せずに外気に触れさせてしまうと、

ヒーターがONになって水道管が加熱されて、あたたまっても、外気温がOFFの温度に達してないとOFFにならないので、ONのままになるのです。
つまり一度冷えてヒーターがONになってしまうと、外気温がOFFの設定温度より高くならないとずっとつけたまま、すなわち常時ONになってしまうんですね。
下手すると秋に一度急に冷え込む日があってONになると、
春までON!!
になってしまうということなのです。
おそろしい。。。
そして、水道管はずっと温められているので、

冬に給湯機もつけてないのに水道があったかい

 

ということになるのですよ。

セーブ90の動画でも
水道水があったかい、これは凍結防止ヒーターのしわざです
とか言ってて、はじめ「どゆこと?」、なんで熱くなる前にOFFにならないの?
と思ったのですが、常時ONなんですよ。
この動画も見てくださいね。
センサーが外気温を感知して作動することになっています。

 

凍結防止ヒーターの電気代が高いとお悩みの方、特に下記のような方。

・凍結防止ヒーターのセンサー部が断熱材から出ている
たまにすごく冷え込んで零下まで気温が落ちるけど、
だいたい外気温が0~10℃ぐらいのことが多い地域の方
・給湯機つけてないのに水道水があったかいときがある

 

まずはご自宅の凍結防止ヒーターのセンサーが露出してないかみてみましょう
これを断熱すれば改善できる可能性があります。
あちこちの凍結防止ヒーターをなかなか確認できない、という時はセーブ90をつけるのがお手軽ですね。

 

センサーの性能が悪いと余計電気がかかる

外気温がセンサーのOFFになる温度になるまで加熱するということは、そのOFFになる温度が高いほどOFFにならないことになりますので、センサーの性能がよくないと余計電気が無駄に使われることになります。

 

「セーブ90」ってなに?

ホームセンターで凍結防止ヒータの電力を90%節電するという「セーブ90」という商品をみたことはありますでしょうか?
コンセントと凍結防止ヒーターの間に挟むだけのお手軽アイテムです。

そこそこお値段のはるものですし、

そもそも90%節電ってほんとに?あやしくない?
とか思っちゃいますよね(スイマセン)。
セーブ90の技術資料を見ると、
「90%節電」の比較対象にしているのは、下記のようなセンサー(サーモスタット)です。
【一般サーモスタット】
・外気温度感知型
+6℃ON/+16℃OFF
*+6℃でONした後は+16℃以上になるまでON状態

「セーブ90+3」はセーブ90の最新版です。

つまり6℃でONしたら外気温が16℃になるまでONという、あまりよろしくないセンサーとの比較になっています。
現在売られているものはカクダイさんなどでは3℃ON、10℃OFFですね。
それで、セーブ90はコンセントとヒーターの間に入って何をしているかというと、
外気に触れているセンサーと同じように、外気に触れいている状態でセンサーのかわりにON-OFFする
ということをしているんですね。
この商品をはじめて見た時に、
水道管に触らないでどうやって節電するの?
と思って、とっても不思議だったんですが、ヒーターについてるセンサー、しかも本来とは違って断熱材に覆われずに外気に触れている状態のセンサーの代わりをするということだったんですね。
いやはやややこしい。。。

セーブ90の性能は?

先ほどの表をまた出してきますと、「一般サーモスタット」が6℃ON、16℃OFFであるのに対して、「セーブ90+3」は、2℃未満でONしますが、出力をだいぶ抑えています。出力のコントロールはON-OFFを細かく繰り返すことで行っています。

最終的に外気温がー8℃になったところで出力が100%になります。

そして外気が暖かくなってきたら2℃でOFFになる形になります。
つまり、0℃を越えれば凍結の心配はないからOFFでよしということですね。

そして、動作状況を示したグラフがコチラ。

 

横軸が時間で縦軸が温度ですね、
外気温が黒線で、0℃ぐらいから下がって、4時間後に-8℃まで低下した後、上昇して、15時半ぐらいに6℃程度になってからまた低下を始めて、24時間後に0℃に戻る、というグラフになっています。

この時の水道管の温度を示しているのが赤と、青、緑の線になります。

赤線が「一般のサーモスタット」の場合のグラフで24℃以上と非常に高くなっています。

これが前述した、

冬なのに水道があたたかい

という現象のことですね。

グラフの下にある帯は、赤がONになっていることを示していまして、外気の最高気温が6℃までしか上がらないので、ずっと真っ赤でONなわけです。

これに対して、青(Newセーブ90)と緑(セーブ90+3)は縞模様になっていて、ON-OFFを繰り返していることがわかります。

後述しますが、セーブ90は3種類あって、一番古い「セーブ90」の次が「Newセーブ90」、一番新しいのが「セーブ90+3」で、後ろの2つが現在販売中です。

「セーブ90+3」は少し性能がよいそうです。

グラフの青線と緑線はそれぞれ「Newセーブ90」「セーブ90+3」での水道管温度になりますが、4℃~10℃ぐらいになっていて、無駄に温めていないことがわかります。

 

ちょっと細かい話になってしまいましたが、まとめますと以下の通り。

・セーブ90は凍結防止ヒータのセンサー(外気に接触)の代わりをする。
・冬を想定した最高気温6℃、最低気温-8度でテスト。
・凍結防止ヒーターでは常時ONとなり、水道管は24℃程度まで上昇
・セーブ90では2℃未満でONするが、ON-OFFを細かく繰り返すことで出力を変えている
・ー8度で常時ONとなり、外気があたたかくなったら2℃でOFFになる。
・セーブ90では水道管の温度が低く抑えられ、無駄な電力を使わない
節電効果が高い

 

さて、だいぶややこしかったですが、「セーブ90」が大きな節電効果があることがわかりましたね。

セーブ90は3種類 「セーブ90+3」が最新

ここからまたなんだかややこしいんですが、「セーブ90」は3種類あります。

・セーブ90
・NEWセーブ90
・セーブ90+3

「セーブ90」が一番古く、現在では販売されていません。
今出回っているのは「NEWセーブ90」「セーブ90+3」「セーブ90+3」が最新機種になります。NEWセーブ90はもう生産はしてないようです。

「NEW」の文字に騙されないでくださいね。

「セーブ90+3」は下記のような改善がされています。
お値段が変わらなければこちらを選ぶ方がいいですね。

特に、今まで電源ランプがなかったので、

これちゃんと動いてるの?

という疑問の声があったそうで、これがついたことは大きなメリットですね。

・電源ランプが設置された ➡ 作動中かどうかわかる
・FWR構造により耐久性と防水性が向上し、5年保証になった
・節電性能が3%性能が向上した

 

1~3個口でえらべます。

どのシリーズも差せる凍結防止ヒーターの数が1から3までの3種類あります。
1つのコンセントは100Wまでですのでご注意ください。

たこ足はだめとのことですよ。

「セーブ90+3」シリーズ



「NEWセーブ90」シリーズ



まとめ

いかがでしたでしょうか?

冬の電気代を高くする「凍結防止ヒーター」。
少しでも節電したいですよね。

そもそもの凍結防止ヒーターが電気を使う理由の1つは

ヒーターのセンサーを外気に触れさせて使っている
ことのようです。
一度冷えて、ヒーターがONになると、OFF温度が外気を上回るまで常時ON状態になってしまい、無駄に水道管を温めてしまうんですね。
秋口に急に冷え込んでONになると下手すると春までONになりっぱなしになっちゃいます ( ノД`)。
冬場に水道から暖かい水が出てきたら要注意!

ホームセンターでみかける節電アイテム「セーブ90」シリーズは、このような状態を改善してくれるスグレモノです。節電効果は現状の状態や気候で大きく変わるので、いつでも90%節電というわけにはいきませんが、大きな効果があることは確かでしょう。

お買い求めの際は、

最新機種の「セーブ90+3」を選ばれるとよいでしょう。

電源ランプ付きで、動作していることがわかります。
・耐久性が向上していて5年間の保証が付きます。
性能が向上しています。
差し込むヒータの数に合わせて、1個口、2個口、3個口の中から選んでください。1本は100Wまで。たこ足は厳禁ですのでご注意くださいね。


皆さんがうまく節電できることをお祈りいたします♪
ではでは今日もぼちぼちがんばってまいるといたしましょう~
南田維葉
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