どもども! こんにちは。冬ごもり非正規国民の南田維葉です。
東日本大震災で被災したのち、長野の標高1000m超の山中に移り住みました。
この記事を執筆しております2023年で山ぐらしも早12年となりました。
この2年は春から秋まで働いて、稼いだお金で食料などを買い込んで、冬の間雪山にこもるという「冬ごもり」スタイルで暮らしています。
雪山はときに零下20℃まで気温が下がりますが、安いストーブをDIYで改造して、解体現場で頂戴した廃建材を焚いて暖かく過ごしています~
2023年現在、冬ごもりだけならず、年中山ごもりできないかと在宅のお仕事を検討中!。
さて、今回は上記の「解体現場で頂戴してきた廃建材」が薪になるまでの2回シリーズの後半になります。前回は頂戴してきた廃建材をSTIHL製チェーンソー「MS-170c」で玉切りする作業についてお伝えしました。まだご覧になっていない方はぜひこちらもご覧ください。
今回は後半ということで、玉切りされた廃建材を斧を使って薪にしていく作業についてご紹介いたします。薪づくりはぱかぱか割れてすっきりしますし、身体全体を使うので体にもよさげですね。
運動音痴で体を動かすセンスがかけらもない南田がさてはてどんな感じで薪を作っているのか?
ご覧いただいて、
と思っていただけたら幸いです。
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それではごゆっくり見ていってくださいね。
前回までのあらすじ
前回は解体現場で1100mmにカットした廃建材を、チェーンソーで3等分にカット(玉切り)する作業をご紹介しました。
このサイズにするのはわが家の薪棚が400mmで作っているからです。
搬送に使っている段ボールもこのサイズなので、400mmより若干小さめのサイズで切っています。
チェーンソーは格安だけどロングセラーで信頼性が高い、STIHL社の「MS-170c」を使いました。
前回約30分ほどかけて3等分された廃建材を今回は斧で薪割りしていきます~
薪づくり
斧はグレンスフォシュ・ブルークの「大型薪割り」です
12年前に長野に移住して、さて薪を作るのに斧がいるな、ということで近くの山の中で薪ストーブを使っている方に相談に行ったときに使わせていただいて、その切れ味に感動して即購入したものです。
グレンスフォシュブルークの斧は薪割りの世界では有名な斧のようですね。
スウェーデン製で100年前から手作業で作っていて、これから100年も変わらないのだそうな。
長野は駒ケ根の薪ストーブ店の「ファイヤーサイド」のHPにはグレンスフォシュブルークの紹介のページがあるのですが、いやはやその写真に写っている職人さんたちをみると、芯の強さとかこだわりがひしひしと伝わってきます。
かなりほったらかしな使い方で、もう10年以上使ってますけれど、まだまだ切れ味いいです。
長さも重さも自分にちょうどいい感じで、とても使いやすいですね!
金槌やハンマーなどもそうですが、自分の身体と動作にうまくあうとそんなに力を入れずに道具の重さをうまく利用して扱うことができるので、疲れにくいです。
斧を買われる際は、事前に薪を割ってみて、自分に合うかどうか確かめるのがよいと思います。南田ははじめてこの斧を使ったとき、使いやすさに感動しましたよ~
10年前は2万円しなかったと思いますが、やはり最近はだいぶ高価になっていますね。
それでも、薪割りするなら1本あるといい品だと思います。
割るのは50分ぐらいかかりました
さて、前回30分ほどかけて玉切りをしましたが、それを薪にするのに50分ぐらいかかりました。
わが家の今のストーブだとあまり太いとうまく燃えてくれないところがありまして、だいぶ細くしているので、どうしても割る回数が増えちゃいますね。
薪割りは楽しいので50分休みなくやってましたが、薪割台の周りが割った薪でてんこ盛りです~
廃建材は割りやすいです
廃建材は通常の丸太と違ってとても割りやすいので、ありがたいです。
まあ建材に使うぐらいだから大きな節が少なくて、まっすぐですからね。
ぱかぱかと割れていくので楽しいです♪
そうそう薪を割るときは、安全のためにも姿勢がとても大事です。
振り下ろした斧が足に当たるケースが結構ある ( ノД`) みたいでして、これはかなり危険!
両足を開いた姿勢で腰を落としながら斧を振ると安全です。
南田の表現力では全く伝わらないので、もし
という方がいらっしゃいましたら下記動画を見てみてくださいね。
とても分かりやすく説明されています。
昔は、割れないものは手動薪割器を使っていました
今回のような廃建材を入手する前は、以前勤めていた高原ホテルのキャンプ場で支障木の片づけをやったときに大量に頂いた白樺を薪にしていました。
というかまだ丸太がいくらか保管してあります~
その時は節がでかいやつとか、径が太くてえらい硬いやつとか、斧ではまさに「刃が立たない」ものがけっこうありました。
その時に購入して大活躍したのが油圧式の手動薪割器。
2つのレバーを押し引きしながら徐々に楔を打ち込んでいくタイプのものです。
最大 10t ぐらいの力をかけられるので、斧で割れなかったものが次々と割ることができて爽快でした!
エンジン式の薪割器とかも職場で使ったことはあるのですが、あまりのパワーにちょっと恐ろしかったのですが、手動は地味にゆっくりできるので、スローな南田にはちょうどよかったです。
生木の丸太から薪を作るときは、こういうものがあると心強いですね。
ためてあった割れない丸太はすべてその時割ってしまって、その後使ってなかったのですけれど、数年前に友達から
ということを聞きまして、薪割器はお譲りして、今は友達のところで活躍中です~
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
わが家で廃建材を薪にする手順の後半部分、斧を使った薪割りの部分についてお伝えしました。
・斧の長さや重さが自分に合っていると使う力も少なく、疲れにくい。
・購入前に一度使ってみることがおススメ。
・廃建材は節なども少なく割りやすい。
・割るときは特に足に斧が当たらないよう、よい姿勢でやるのが大事。
・斧で割れないものを割るには手動薪割器もおススメ。
薪を作って薪ストーブで燃やすくらしができると燃料高騰の時代でも安心ですね。
廃建材は釘さえ注意すればよい薪材料ですし、少子高齢化が進む中、解体もこれから増えそうなので、無料で薪材を入手したい方にはねらい目です。
まあそこまでやらなくてもアウトドアでたまに薪を作ったり燃やしたりということを経験しておくといざというとき役に立つと思いますので、ぜひ薪割りもしてみてくださいね!
ではでは今日もぼちぼちがんばってまいるといたしましょう~
南田維葉